火災保険の「建物電気的・機械的自己特約」はどうなの?記事最終回です(たぶん)
ちょっと今までの記事をまとめてみると
火災保険の見直しの理由。。。 - もやしさん家のもやもやな生活
火災保険の一括見積もりしてみました - もやしさん家のもやもやな生活
HMでも火災保険の見積もりをとってみました - もやしさん家のもやもやな生活
火災保険の見積もりを各社比較してみました - もやしさん家のもやもやな生活
火災保険で気になる「建物電気的・機械的事故特約」 - もやしさん家のもやもやな生活
「建物電気的・機械的事故特約」について保険会社で聞いてきました - もやしさん家のもやもやな生活
長かった・・・(´・ω・`)
どう考えても35年も済んでいれば「故障」するであろう電気設備や機械設備。
そんな機械装置が故障した際に、ちょっとの自己負担で修理してくれるという特約。
前回の記事はどんな特約なのか聞いた内容ですが、いまいち実感がわきません。
こんなときどうなるの?と具体例を挙げて保険会社に質問をぶつけてみました。
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エコキュートの配管に穴が開いたために、その下部の制御基板を水没させるに至り故障。 この配管パイプ・制御基盤を好感した場合はどうなりますか? |
①通常の使用において
②不測かつ突発的に穴が開き
③下部の制御基板が水没してショートを起こして故障
したのであれば、特約の適用範囲内とのことでした。
まずはエコキュートにおいては①の通常の使用は問題ないでしょう。
次に②不測かつ突発的に穴が開いた要件ですが、配管が著しく経年劣化しているのかどうか?が争点になりそうですが、普通に考えて水(または湯)しか通らないはず。
この内容で争点になるのは、配管が経年に対してどれくらい耐えられるか?
設計上の問題が無いか?について(メーカ責任の故障は特約の対象外)のようです。
最後に③の水没して故障は、電気機械ですから水を被って故障は、ほぼショートかと。
実際には修理時の様子などから判断されることになりますが、当初10年~15年程度の試用期間であれば、あまり争点にならずに手続きできそる感じです。
太陽光発電のパワコンが電圧変換しないことによる、パワコンの交換費用は? |
電圧変換しなくなった理由が、通常使用中に故障したのであれば特約の対象。
でもやはり、事故原因を個別に調査・判断するので対象外となる場合も有り。 |
難しい事例みたいですね。
一般にパワコンの寿命は15年らしいですが、メーカー保証期間内の故障はメーカ対応です。
それ以降の場合も、時期を見てメーカ対応か特約か分かれるようです。
電動シャッターのシャフトが曲がったことによってシャッター交換となったら? |
電動シャッターを通常使用中に・・・(以下略) |
もう何を聞いてもこの回答になるんですね。
鍵になる考え方は、
責任を負うのはメーカーかユーザか
と考えるのが一番分かりやすいと思います。
ユーザが責任を負うべき故障(改造は除いて)について、この特約が助けてくれるようです。
メーカが責任を負うべき故障は、特約の対象外となります。
もちろん、保険会社がメーカが責を負うべきと判断しても、ユーザに代行して保険会社がメーカと修理費用について交渉してくれることはありません。
保険会社がNoと言ったらNoとなる契約なので、このあたりが保険会社優位に働くため契約者側にすると疑心暗鬼にかられるのでしょう。
この特約が誕生してからまだ2桁の年月が経っていませんので、問題が出てくるのもまだ先の話なのかとは思います。
こうやって問い合わせていて思うのは、保険会社サイドも積極的に支払事例を紹介してくれれば、もう少し安心して加入できるんですけどね(^▽^;)