以前、家計の通信費の削減の記事でさっくりと「光コラボは考慮外」と書きました。
今回はその理由を少し書きたいと思います。
光コラボのメリットやデメリットはイロイロな人が記事にしていますが、なかなか本質に迫った記事ってないんですよね。
(おさらい)光コラボとは何なのでしょうか?
誤解を恐れず簡単に表現すると、
「スマホにおける格安モバイル」と同く、「自宅における格安インターネット」
です。
光コラボの事業者のことを、難しい言葉でFVNOと呼びます。
ちなみに、格安SIMという言葉を聞いたことがあると思いますが、あのサービス事業者をMVNOと呼びます。
似てるな~って思われると思いますが、それは当然なことでして
MVNOはMobile Virtual Network Operatorの頭文字をとったもので、仮想移動体通信事業者。
FVNOも同様にFixed Virtual Network Operatorの頭文字で、仮想固定通信事業者。
扱っているモノがモバイルか自宅インターネット回線かの違いなだけなのです。
(本題)私が光コラボに転用しない最大の理由
一言でいうと
NTTブランドのサービスでなくなるから転用しない
これに尽きます。
なんのこっちゃ?フレッツ光と同じじゃないの?と思われる方もいると思うので、少し補足します。
光回線の外側の世界は図のようになります。
すごく簡略化した図というのはご了承ください。
フレッツ回線(光ファイバー)は、私たちの家とNTTの局舎を結んでいます。
その外側、NTTの局舎とプロバイダの間には接続点が設けられています。
この接続点(図の黄色いパイプの部分)にお金がかかります。
その額、○Mbpsあたりウン十万円な感じです。
今は1Gbpsのサービスが主流のため、接続点の維持だけで数百~数千万円のコストがかかります。
光コラボの月額料金が安いというカラクリは、この部分のコストを利用者で割って賄うことにあります。
フレッツ光+プロバイダ契約の場合、NTTからフレッツサービスに見合った条件で、プロバイダに対して接続点の維持・運用を求めます。
逆に、光コラボの場合は「光コラボ事業者のサービス」のため、NTTからの制約はありません。
ということは・・・
私の場合、家の回線を本業で使うことがあるため、本当に信頼できる光コラボ事業者が出ない限りは、転用することは無いかな~?ということで、光コラボへの転用をまるで考えていないワケなのです。