武田総務相の失言を発端に迷走し始めた携帯キャリアの低価格化は、ついにドコモ月20GBで2,980円のプランにつながりましたね…。
自由競争とか資本主義はどこいった?と思わずにはいられない政治介入でしたが、本当にこれは国民が望んだ姿なんだろうか…?
20GBといえば、1人で使うには実質的に月間無制限と呼べるほどの通信量と言えますが、2,980円という金額が絶妙ですよね。
楽天モバイル(MNO)を狙い打った料金プランとしか思えない(;´・ω・)
ここ数か月、仕事で楽天MNOを担ごうと努力していたのですが、唯一の取り柄である価格を失った今、楽天を選ぶ理由が見つからない(ノД`)・゜・。
12月1日の武田総務相の会見↓は、完全な失言だ~!と思っていたのですが…
大手3社の寡占化を後押しするわけはない。この異常な環境を正常化するために努力している。MVNOが犠牲になるという指摘だが、とんでもない。乗り換えにともなう全てのハードルを取っ払おうとしている。一番の恩恵はMVNOの皆さんに来る。
(12月1日 武田総務相定例会見)
それから中1日でこの発表ということは、NTTとは握り込んだうえでの発言に違いない(NTT系は打たれ体制が強いので、某キャリアと違ってプッツンしてブチ上げることはしない)。
それにしても、土管屋を本業とするドコモ本体がこの金額でやってしまうと、土管を借りているMVNOが犠牲にならないはずはないと思うんだけど大丈夫なんだろうか…(滝汗)
なお、こちらがMVNOがドコモから回線を借り受けるときの料金表。
来年は1Mbpsあたり41,436円で借りられることになっていて、今回の件で多少安くなるのかなぁ?と期待していますが、今ですら20GBプランのユーザーには5,000円くらいチャージしないとやっていけないところ、ドコモからの客はとれない(同じくらいの価格ならキャリア契約から移行してくれる奇特な人は稀)は、ARPU(客単価)は下がるわでホント犠牲にならずに済むんでしょうか…。
昼間も夜間も混まずに爆速で通信できるけど高い、ドコモ・au・ソフバンのキャリア契約。それに対して、昼間や夜間は多少遅さは感じるものの、利用料金は安いサブキャリ(UQ・Y!mobile)やMVNOといった棲み分けでしたが、どうなっていくんだろうなぁ…?