キャンピングトレーラーもタイヤがついている車なので、自賠責はもちろんのこと任意保険にも加入しています。
とはいえ、普通のキャンピグカートは保険の掛け方がちょっと異なります。
キャンピングトレーラーの任意保険
いわゆる普通の車(軽自動車や普通車)やキャンピングカーの任意保険であれば、対人・対物・車両保険の3点が基本構成となっています。
それに対し、キャンピングトレーラーでは対人・対物保険を設定せず、車両保険のみとすることが一般的です。
それがゆえに「キャンピングトレーラーはキャンピングカーよりも任意保険が安い」と言われることがあります。
後述しますが、これはちょっと誤解があります。
なぜキャンピングトレーラーは対人・対物が不要なのか?
なぜキャンピングトレーラーの任意保険で対人・対物が外しても良いかというと、キャンピングトレーラー牽引中に(あってはならないことですが)トレーラーが人と接触した(対人事故)、モノとぶつかった(対物事故)場合、牽引車と一体とみなされるために牽引車の対人・対物保険を使用するためです。
もちろん、トレーラー単独で駐車中にサイドブレーキをかけ忘れていたがために暴走・接触した場合などはトレーラーの対人・対物保険が要求されます。
とはいえ、単独で駐車中というのはキャンプ場などで脚(安定ジャッキ)を下ろして、輪留めをかけている状態を指しますので、そういう状態では暴走するシチュエーションが想定しにくいこともあり、対人・対物は外すケースがほとんどです。
キャンピングトレーラーに車両保険が必要な理由
国内を流通するキャンピングトレーラーの大多数は輸入車となるため、トレーラーが接触して損壊した場合のパーツ代が高額になりがちです。また、修理できる工場も限られてしまうことから、修理代は安くても10万円を超えてきますし、ぶつかり方が悪い場合はあっという間に3桁万円に達してしまうこともあります。
そのため、車両保険だけは加入しておくか…というバイアスが強くかかります。
キャンピングトレーラーの任意保険はいくらくらい?
まもなく更新時期となりましたので、翌年の保険料の見積もりが届きました。
保険の条件は下表のとおりです。
引受保険会社 | 損保ジャパン |
保険種類 | 一般自動車保険 |
等級/事故歴 | 11等級/なし |
保険金額・条件 | 300万円(オールリスク) |
ロードアシスタンス特約 | 付帯 |
この条件で、気になる保険料は・・・
免責なし:40.140円
免責5-10:33.560円
免責10-10:28.950円
の結果でした。
これまではキャンピングトレーラーを牽引して遠乗りすることもあったので、一般条件+免責なしで契約してきましたが、コロナ禍によって決まりきった場所にしか行かなくなってしまったこともあり、次回は免責金額を10-10にすることで少し保険料を節約することにしました。
ちなみに、保険の条件を車対車などに制限すればもっと安くなるそうですが、会津西街道を走行中に大型ダンプとすれ違う時など、トレーラーが谷底に落っこちるんじゃないか?ってくらい寄せないといけないので、オールリスクは外さないようにしています(^▽^;)
結局、トレーラーの保険はキャンピングカーより安いの?
キャンピングトレーラーの任意保険単独で考えると、安いことは間違いありません。
ですが、キャンピングトレーラーはヘッド車が必要なことを考えると、ヘッド車の任意保険と合わせて考える必要があります。
そうすると、(うちの場合)ヘッド車の保険が8万くらい+トレーラーの保険が3~4万で計11万~12万円となり、この金額でキャンピングカーと比べて高いのか低いのかを考える必要が出てくるわけです。新しめのキャンピングカーの場合、車両保険が800万とか1,000万円で設定するので比べようもなくなりますが、10年落ちのキャンピングカーと比べて見ると思ったよりも差がない…ということもあり得ます。
キャンピングトレーラーを牽引しなくても、いま乗っているヘッド車は持ち続けているよ!という場合なら「+トレーラー分」としては安い勘定になりますが、牽引しないなら今のヘッド車よりもランクを落とせるという場合(トレーラー遊びのために今のヘッド車を入れている場合)なら、トレーラー遊びのために割高になってしまっているでしょう。
そういう意味で一律に「高い・安い」は判断できないので、巷で言われるような「キャンピングトレーラーは安くで遊べるから」という論調に安易に乗っかってキャンピングトレーラーに飛び乗らず、しっかりコストシミュレーションをしたほうが良いだろうなぁ(*´▽`*)と考えるところです。