楽天モバイルから絶賛バラマキ中のポケットWi-Fi『Rakuten WiFi Pocket 2B』を契約しました。
楽天モバイルが3,278円で無制限に通信できるのは、あくまでも楽天回線エリアでの通信に限られ、パートナー回線では月間5GB超の通信は最大1Mbpsに減速されてしまいます。
なお、1Mbpsって結構使える速度であることは間違いなくて、LINEやらTwitterはもちろん、YouTubeもそれなりに視聴することができるので、普通の生活を送る分にはあまり問題になることはないと思います。
なのになぜ僕の仕事で困るのかというと『1Mbpsという通信速度』ではなく『結果として1Mbpsにするための減速処理』にありまして、パケットの再送＆フレームサイズの縮小を繰り返させることで1Mbpsという速度を実現していることがパケットキャプチャーの結果から読み取れています。そうなると仕事で必要なアプリケーションの更新（≒大容量ファイルの転送）ができなくなる点に問題があります。
そういうわけで、生活のほとんどを（一応）楽天回線エリアで過ごせているっぽいので、せっかくもらったRakuten WiFi Pocket 2Bがパートナー回線側に落ちてしまわないよう『楽天回線縛り』することにしました(=ﾟωﾟ)ﾉ
楽天回線縛りの本質は「Band 3縛り」
携帯各社は使用できる電波周波数帯があらかじめ定められています。
ドコモだったらBand 1, 19, 26、ａｕだったらBand 1, 18, 26、楽天モバイルだとBand 3をメインに通信させています。
通信するための機械装置としてのRakuten WiFi Pocket 2Bの対応周波数は次のようになっています。
LTE：Band 1 / Band 3 / Band 7 / Band 18 / Band 19 / Band 26
TD-LTE：Band 38 / Band 41
WCDMA：Band I / Band II / Band X IX
出典：[Rakuten WiFi Pocket 2B] 製品概要についてよくある質問 | お客様サポート | 楽天モバイル
Band 3, 18, 26に対応していることで、楽天回線エリアではBand 3で、Band 3よりBand 18, 26が有利ならパートナー回線（ａｕ回線）で利用できるようになっているわけです。
つまり、Rakuten WiFi Pocket 2Bでの通信をBand 3で固定してしまえば楽天回線のみで運用できる＝月間通信量無制限で高速通信できることになる、という算段です（厳密にはａｕもBand 3のライセンスを持っているけど、ほぼ運用していない…はず）。
Rakuten WiFi Pocket 2Bの通信を楽天回線に固定する
前提としてRakuten WiFi Pocket 2Bが楽天回線を補足できる場所で作業する必要があります。
Rakuten WiFi Pocket 2Bとテザリング接続して、ブラウザのアドレスバーに『192.168.0.1』と入力してアクセスします。Rakuten WiFi Pocket 2Bのログイン画面が表示されるので初期パスワード『admin』を入力してログインします。
真ん中の『LTE ON』のスライダーをタップして『OFF』にします（いったん通信を切断する）。
LTEのほうの『設定』をタップします。
接続設定画面に移ります。『ネットワーク選択』をタップします。
ネットワーク選択を『手動』にして『検索』をタップします。
しばらく待つと電波の一覧が表示されますので『オペレーター名：Rakuten、MCC/MNC：44011』にチェックを入れて『適用』をタップします（ここで楽天回線を捕捉する必要があるので、この作業を楽天エリアで行う必要があるわけです）。
これで楽天回線縛りが完了！左上の『Rakuten Mobile』ロゴをタップしてトップに戻ります。
真ん中の『LTE OFF』のスライダーをタップして『ON』にします。
あとは心ゆくまで楽天回線の大容量通信を堪能しましょう(´艸｀*)
【注意】Rakuten WiFi Pocket 2Bを再起動すると設定し直しです
どうもRakuten WiFi Pocket 2Bを再起動してしまうと、捕捉する電波が自動に戻ってしまうようです。
楽天の電波が微妙なキャンプ場や山登りに出掛けるときは、充電量に注意しておく必要がありますね（←那須の山でワーケーションしているときに楽天の電波を落とすと詰んでしまう(^▽^;)
