今年も8月2日(金)・3日(土)と長岡花火が開催されます。
日本の三大花火の名に恥じない正三尺玉の打ち上げや、約2kmの打ち上げ幅めいっぱい使って打ち上げる「復興祈願花火フェニックス」、尺玉(10号玉)100連発などスケールの大きい花火大会です。
8月2日(金)・3日(土)の花火プログラムや、その違いについてまとめておきます。
長岡花火とは
新潟県長岡市で毎年8月2日と3日に開催される花火大会です。
この花火大会は、8月1日~3日に開催される長岡まつりの一環として行われており、日本三大花火大会の一つとして広く知られています。
長岡花火は、1945年の長岡空襲による被害からの復興を祈念して始まりました。
1945年8月1日22時30分、暗闇に乗じた低空飛行からの焼夷弾投下は翌2日0時10分までの1時間40分間に渡り、約163,000発925トン近い焼夷弾が投下され続け、長岡の街を焼き払いました。現在では、平和と復興のシンボルとして多くの人々が集まる夏の一大イベントとなっていますが、その歴史には戦争の悲惨な過去があることは(個人的に)忘れたくないものです。
長岡花火の特徴は、豪華で大規模な花火の打ち上げです。
直径650mにもなる「正三尺玉」、約2kmの打ち上げ幅めいっぱい使って打ち上げる「復興祈願花火フェニックス」、川に架かる橋を使った「ナイアガラ大瀑布」など2日間で約2万発の花火が打ち上げられ、その美しさと規模の大きさから、多くの観光客が訪れる花火大会です。
2024年8月2日(金)のプログラム
2024年8月2日(金)の花火大会プログラムです。
2024年8月3日(土)のプログラム
2024年8月3日(土)の花火大会プログラムです。
出典:花火プログラム(8月3日)|長岡花火財団
8月2日と3日のプログラムの違い(2024年)
提供社(者)の違いによって両日とも打ち上げ内容は少しずつ異なりますが、定番の花火の違いは次のようになります。
19時45分「天地人花火」と「この空の花」
どちらもミュージックスターマインですが、テーマが異なります。
8月2日は大河ドラマ「天地人」を記念した花火で、天地人のテーマソングに合わせて打ち上げられます。
8月3日は長岡花火の映画「この空の花」を記念した花火で、久石譲氏の曲に乗せて打ち上げられます。
20時30分「正三尺玉」
打ち上げ前に約20秒間のサイレンが鳴り、その後に正三尺玉が打ち上げられます。
正三尺玉の開花は直径約650mもの大輪の花火になり、そのサイズや花火の美しさだけでなく開花時の爆音も体感したい花火です。
8月2日は「正三尺玉(5号・7号・10号・30号の四段打ち)」と、小玉から順に大きくなっていく花火を楽しめます。
8月3日は「正三尺玉2連発」と、正三尺玉を3発打ち上げるプログラムになっています。
20時50分「故郷はひとつ」「HOPE TO FUTURE~未来へ~」
どちらもミュージックスターマインですが、テーマが異なります。
8月2日の「故郷はひとつ」は、栃尾市や山古志村との市町村合併10周年記念の花火として打ち上げられている花火です。
8月3日の「HOPE TO FUTURE~未来へ~」は、2023年から追加された新しいプログラムで、これまで震災復興祭や中越地震からの復興などを経て進化してきた長岡花火を、さらに未来のステージへ繋げるための「未来創造花火」として打ち上げられます。
まとめ
2024年の長岡花火のプログラムと、2日・3日のプログラムの違いについて紹介しました。
両日ともに素晴らしい花火が上がりますので、できれば両日とも見るのがおすすめですが、どちらか片方1日だけだったとしても必ず感動&満足する花火大会になります(*´▽`*)
最後に、当日の花火大会会場ではスマホはほとんどつながりませんので、大会プログラムは事前にダウンロードしてオフラインでも見られるようにしておくとさらに便利ですよ(=゚ω゚)ノ