今日、明日とスノーピークの雪峰祭が開催されますね。
キャンプ好きの方々は毎年楽しみにしているイベントかと思いますが、今年の雪峰限定アイテムを見て、少し複雑な気持ちになった方もいるのではないでしょうか(;´・ω・)?
はい。僕です(=゚ω゚)ノ
雪峰祭2025春 ギア限定アイテムを見て思う
今回の雪峰限定アイテムがコチラ。
正直「もはや開発する気も無くなり、既存の使い回しか…」という印象が否めません。
以前は新しいギアや斬新なアイデアが溢れていて雪峰祭のたびにワクワクしていたのですが、最近は既存商品のカラーバリやロゴ違いが目立つようになりました(;´・ω・)
スノーピークが上場する前は、こんな凋落ぶりを予想することはできませんでした。
やはり「欲」というのは人間を狂わせるものだなぁと感じます。
企業規模が大きくなり株主や市場への対応に追われる中で、かつてのクラフトマンシップやユーザー目線は当然薄れていってしまいとても残念です。
村の鍛冶屋との訴訟問題とブランド意識
欲といえば、スノーピークは権利意識が強いことでも有名です。
特に話題になったのが、村の鍛冶屋のエリッゼステークに対する訴訟問題(;´・ω・)
出典:株式会社山谷産業及びその関係者に対する訴訟提起のお知らせ | 新着情報 | スノーピーク * Snow Peak
スノーピークのペグ(ソリッドステーク)は、その特徴的な形状がブランドの象徴にもなっているんです!&村の鍛冶屋のエリッゼステークはその意匠を盗んだ不届きものなんです!知財高裁OBもそう言ってるし!と訴えた一件です。
ソリステ・エリステモドキな中華鍛造ペグが消えたのもコレですね(^▽^;)
訴訟の途中、スノーピークは自社のファンやユーザーに対して「この形状ってスノピ特有のものでエリッゼはパクリですよね?ね?」というようなアンケートを行ったりしていて、その姿勢には正直驚きました。
結局、予想通りの結果で落ち着いたようですが、こうした騒動がブランドイメージに与える影響は小さくないと思います。
出典:株式会社スノーピークによる当社への訴訟提起について | 山谷産業
ぐぅの根も出ないほどスノピの主張が木っ端みじんになった…
キャンプブームの沈静化とアウトドア業界の今後
コロナ禍で一気に盛り上がったキャンプブームも、ここ最近は落ち着きを見せています。
今後は「本当に価値あるもの」「ユーザーの声に耳を傾けるメーカー」だけが生き残っていく時代になるのかもしれません。
アウトドアギアは「ブランド」や「限定」だけでなく、実際の使い勝手や耐久性、それを支える作り手の思いが大切ですよね(;´・ω・)
これからの業界の動きに注目しつつ、自分にとって本当に価値あるギアを選んでいこうと思うと同時に、自分の本業を振り返っても「欲」だけは自律していきたいと思います。
それにしてもキャンプブームも落ち着いて、キャンプ道具も買いやすくなったのにキャンピングカーだけは高止まりしているのは何とかならぬものでしょうか…(^▽^;)