国(経産省)が進めている「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)」の情報が出始めてきました(=゚ω゚)ノ
企業や組織間の取引において、「あそこの会社はセキュリティがしっかりしている」という水準を客観的に見える化するための新しい仕組みです。
SCS評価制度の詳細情報 | 情報セキュリティ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
今回は2026年4月21日にIPAが公開した情報を整理してみました。
SCS評価制度とは何か?
この制度は、自組織だけでなく、委託先を含めたサプライチェーン全体のセキュリティ底上げを目的としています。
情報漏えいや不正侵入などのリスクは、1社が完璧でも取引先経由で広がってしまうため、共通の基準で評価しよう!という取り組みです。
中小企業でも段階的に取り組みやすいよう、無理のないステップアップが設計されているのが特徴です(´艸`*)
評価段階の考え方:★3・★4・★5の違い
評価は段階制になっており、現時点では以下のような位置づけになっています。
| ランク | 位置づけ | 主な特徴 |
|---|---|---|
| ★★★(星3) | 基礎段階 | 一般的なサイバー脅威に対処しうる水準。 自己評価が中心。 |
| ★★★★(星4) | 上位段階 | 第三者による評価や技術面の検証を伴う、より高い信頼性。 |
| ★★★★★(星5) | 検討中 | さらに高度な水準。詳細は今後策定される予定。 |
★3・★4取得までのステップ
【★3取得の流れ:まずは足元を固める】
★3は、基本的なセキュリティ水準を整える入り口です。
- 現状把握:自社のルールや運用がどうなっているか確認する。
- 自己評価:評価基準に沿って、不足している項目を洗い出す。
- 専門家確認:外部の視点を取り入れ、評価の信頼性を高める。
いきなり高度な体制を目指すのではなく、まずは「できていること」を整理するのが基本です(=゚ω゚)ノ
【★4取得の流れ:第三者の視点を入れる】
★4は一段上の評価で、自社の申告だけでなく「第三者評価」が必須になります。
- ルール整備、責任者の明確化、証跡(ログなど)の管理を徹底する。
- 評価機関による審査を受け、必要に応じて技術検証を実施する。
現時点では審査を得る部分の詳細は情報がありませんが、まずは「他人が見て納得できる運用」を文書化しておくことが準備の鍵になりそうです。
今後のスケジュールと、今やるべきこと
制度全体としては、2026年度にかけて詳細が固まっていく予定です。
年度末頃(2027年3月?)には、いよいよ★3と★4の申請受付開始を目指しているとのことです。
組織が今から準備すべきことは、以下の3点に集約されます。
- 対策の棚卸し:何ができていて、何が不足しているか見える化する。
- 責任体制の整理:誰が管理し、問題時にどう動くかを決めておく。
- 説明資料の準備:取引先にいつでも説明できるよう、対策内容を簡潔にまとめる。
おわりに
「セキュリティ対策」と言うと難しく聞こえますが、この制度は言わば「企業の健康診断」のようなものですね。
★の数という共通言語ができることで、取引の際の安心感もぐっと増しそうです。
