『伝説の石』なんて書くとドラクエとかRPG的な何かを感じさせますが、那須高原にリアルな伝説の石として『殺生石』があります。
出典：殺生石｜那須町観光ｶﾞｲﾄﾞ
看板左肩のしめ縄をされた石がそれ。
そんな殺生石が割れてしまったというニュースを移動の車の中で見てしまいました。
九尾の狐（きつね）伝説」で知られる栃木県那須町湯本の国指定名勝「殺生石」が真っ二つに割れたことが5日、分かった。関係者によると数年前からひびが入っていたことが確認されており、自然に割れたとみられる。
この殺生石、栃木県では古くから『九尾の狐』という話に登場する伝説の石で…
鳥羽上皇が寵愛したという伝説の女性・玉藻前が九尾の狐の化身（妖狐）で、陰陽師の安倍泰成に見破られて東国に逃れ、上総介広常と三浦介義純が狐を追いつめ退治すると狐は石に姿を変えたという伝説がある。しかし石は毒を発して人々や生き物の命を奪い続けたため「殺生石」と呼ばれるようになり、至徳2年（1385年）には玄翁和尚によって打ち砕かれ、そのかけらが全国に飛散したという。
九尾の狐が化けた石そのものではなく、高僧がその石を打ち砕いた残骸が殺生石なんですね。
九尾の狐の石が割れたというと妖狐が復活して～となんとなく不吉な兆候のような気がしますが、殺生石の話から考えるとさらに弱体化したと見るほうが気分的に良い気がします(^▽^;)
しかしまぁ現代において、また石を打ち砕ける方がいるなんてねぇ…
アイツしかいないですよね。
ほら、最近上弦の鬼もヤっちゃうわ、痣も発現したっていう彼ですよ。
▼彼
そんなわけないか(^▽^;)
なんて他愛もない会話をしながら車を回すと、おいおい大丈夫か？この降り方は…
まるで真冬に戻ったかのような降りっぷりに思わずビビります。雪原＋強風で発生するホワイトアウトも怖いですが、それと同じくらい林間＋強風で発生するホワイトアウトも怖いです。
今日の那須高原は午後から大雪警報級の雪が降るとは聞いていましたが、夏タイヤの観光客の息の根を止める降りっぷりでした(;´･ω･)
▲この１～２秒後、視界が真っ白になる
ホワイトアウトして恐怖で急ブレーキを踏むとスリップ事故の元、運よく止まれてもスタックのリスクあり、怖くてもそのままの勢いで進むと前の車に衝突するリスクあり、さらにコレがカーブだとコースアウトするリスクありと、めちゃくちゃ厄介な状況でした。
こりゃぁ殺生石の呪いだ…（←違うって
そんなこんなで殺生石園地に到着。こちらも真冬の光景に戻ってました。
テクテクと殺生石まで歩いていくと、もはや何が何だか分からない状態になっていました(^▽^;)
今までしめ縄を目印にしていたので、しめ縄が切れて雪に埋もれてしまうとよく分からない…。前日のニュースの写真と見比べると、看板の左手に黒っぽい断面が見えているものと、その左下の大きな石が殺生石のようです。
コレかな？
しっかし・・・これからの観光シーズンを前にどうするんだろう？
せっかく宣材（岩を切るシーン）があるんだから、鬼滅と手を組むのも面白そうな気もしますが、そのシーンだけだと話が広がりにくいのが悩ましいところですね(;´･ω･)
