建物に引き込む固定通信サービス、スマホをはじめとしたモバイル通信サービス、
そして最近は第三の通信手段として人工衛星を用いる衛星通信サービスが盛り上がっています。これまでは赤道上空36,000kmにある静止軌道上の人工衛星を用いたサービスで、船舶や飛行機、山小屋などワイヤリングできない特殊な環境で使われる馴染みのないサービスでした。
今現在盛り上がっているのは、従来よりも低い高度(2,000km)に人工衛星を配置する低軌道衛星を用いたサービス(衛星コンステレーション)です。
基地局となる衛星が地上から近いので、従来の衛星通信よりも高速な通信が可能となり、インフラとしてかなり現実的なサービスになってきました。
その代表格がイーロンマスク率いるStarLink(米国)です。
ロシアによるウクライナ侵攻に際し、ウクライナにStarlinkを提供したことで情報網が維持されたのは大きなニュースになりました。
そんなStarlinkも以前は英語ベースのカタコト日本語なホームページから注文するしかありませんでしたが、いまやコストコで買えてしまいます(=゚ω゚)ノ
2か月分の通信費が込みで55,000円でした(=゚ω゚)ノ直販だとキャンペーンで本体が37,500円、通信費が9,900円なのでコストコの方がちょっとだけ安いです。
さっそく買ってきて通信できるか試してみました。
アウトランダーPHEVならこういう実験の電源車になるのでホント便利です( *´艸`)
触ってみた限りでは、なかなか使えそうな速度が出ています。
ヘタな回線入れるよりも早くてビックリです。
ぜんぜん速度が出ないときもありますが…(;・∀・)
トレースしていた限りでは選択される経路によって早い・遅いの差が大きかったので、もう少し調べてみようと思います。
衛星コンステレーションには未来がありそうな印象を持っている一方で、イーロンマスクがウクライナからStarlinkの使用を拒否したことを考えると、過度に依存することは避けなければならないなぁと感じています。
マスク氏、ウクライナの衛星通信の利用要請に応じず 「重大な戦争行為」への加担回避と - BBCニュース
ウクライナが攻撃に使用しようとしたから…という理由があるようですが、今や生活や企業活動の生命線でもある情報通信をイチ私企業(SpaceXの場合はほぼイチ個人)の
判断で左右されるのは危険すぎます(;´・ω・)
そう考えると、国内企業で低軌道衛星を打ち上げて欲しいところですが、スカパーJSATはProject Kuiper(←Amazon)を担ぐようなので微妙なんですよねぇ…
そんなことをStarlinkをいじりながら考えていまして、未来を悲観しそうになりましたが、せっかく遊べるオモチャが手元に来たのでイロイロと試してみたいと思います(´艸`*)