自宅のパソコンやスマホの故障に備え、それらのデーターをクラウドに保存(バックアップ)しています。
次第に容量が膨れ上がっているので整理を進めていますが、思っていた以上にクラウドのコストがかかっていたので整理してみました。
(これまで)Azure Filesの場合
Azure Files は、マイクロソフトが提供するクラウドサービスの1つで、SMBやNFSといったプロトコルでアクセス可能なファイル共有サービスです
およそ1GiB(ギビバイト、1,073,741,824Byte)あたり4.5円/月の利用料となります。
自宅のPCやスマホを併せると数TBのデーターがありますが、クリティカルなものだけでも…とAzureFilesに放り込んでいて、現在200GB程度のデーター量でおよそ800円/月かかっていました。
これまでは、マイクロソフト社からITエンジニア職に付与されるAzureの勉強のために付与される利用権で賄っていまして、最近はAI系でいろいろなサービスが登場されていてそっちにコストがかかるようになってきています。その中で、800円といえども別のサービスの検証に回したくなってきました(´艸`*)
(検討)Googleドライブの場合
Googleが提供するクラウドストレージサービスで、無料でも15GBのストレージ領域を提供してくれています。
https://one.google.com/storage?
なんて太っ腹なサービスなんだ!と感激しそうになりますが、ブラウザの検索・閲覧情報、ロケーション情報、YouTubeの視聴情報といったお金になる情報をGoogleに渡している対価、ともいうことができます(タダより高いものは無い
プラン | 価格 | ストレージ容量 | GBあたりコスト |
Google Drive | (無料) | 15GB | 0円 |
ベーシック | 2,500/年 or 250/月 | 100GB | 2.5円/GB |
スタンダード | 3,800/年 or 380/月 | 200GB | 1.9円/GB |
プレミアム | 13,000/年 or 1,300/月 | 2TB | 0.65円/GB |
Google Oneの特徴はなんといっても最大5人のユーザーと機能や容量を共有できる点にあります。
家族それぞれが15GBの無料枠では微妙に足らないな~となった場合、誰か1人がベーシック(100 GB)のプランを契約すればそれをみんなでシェアして使える良さがあります。
(検討)OneDriveの場合
マイクロソフト社が提供する、マイクロソフト社製品と絶妙に組合せたクラウドサービスです。
ファイルと写真の保存だけでなく、プランによってはマイクロソフト社サービスの利用権もついてくるのはパソコンのプラットフォーマーならではのサービスです。
先のGoogle Oneが100GBのストレージプランから家族と共有できるのに対し、OneDriveで家族とストレージを共有するには年間21,000円かかるMicrosoft 365 Familyを契約する必要があります。
プラン | 価格 | ストレージ容量 | GBあたりコスト |
OneDrive5GBプラン | (無料) | 5GB | 0円 |
Microsoft365Basic | 2,440/年or260/月 | 100GB | 2.24円 |
Microsoft365Personal | 14,900/年or1,490/月 | 1TB | 1.284円 |
MS Officeアプリもみんなが使えるんだからオトクでしょ?ということだと思いますが、最近は学校の端末でも脱マイクロソフトが進んでいるのが引っかかります…(;´・ω・)
(検討)boxの場合
boxは主にビジネス用途で使われるクラウドストレージサービスで、社内・社外とのセキュアにファイル共有できます。boxの最大のメリットは容量無制限のクラウドストレージですが、最低利用人数が3名(たしか)なのでちょっと割高になってしまいます。
なお、個人向けの無料プラン(Individualプラン)はストレージ容量は10GBと、OneDriveの無料5GBよりも魅力的です。
さらに、Box Signという電子サイン機能も月間5ドキュメントまでなら無料で使えるというのもスゴイところです。
まとめ
Azure Filesを使った自己管理型クラウドストレージと、各クラウドベンダーが提供するクラウドストレージを比較してみました。