自宅の建設時に3kWの太陽光パネルと設置しており、10年間48円の固定買取価格(FIT)で売電してきましたが、いよいよ半年後にその期間が満了します。
いわゆる卒FITです。
卒FIT後に太陽光パネルで発電した余剰電力をどうするか悩みどころです。
東電エリアに住んでいるため、現在は東京電力に売電しています。
基本的に卒FIT後も手続きなしで東京電力に売電できますが、買取価格は10%の消費税込みで8.5円/kWhまで下がってしまいます。
このプレスリリースの中に、気になる一文がコチラ
余剰電力の買取りに加え、ご家庭に蓄電池を設置しなくても、余剰電力を当社がお預かりし、他の時間帯にご使用したものとみなす「電気のお預かりプラン(仮称)」※2のご提供を予定しております。
http://www.tepco.co.jp/ep/notice/pressrelease/2019/1515625_8664.html
蓄電池の導入コスト無しに、蓄電池っぽい動きをしてくれるサービスを東電自らしてくれるとは(;゚Д゚)と感心していた「電気のお預かりプラン(仮称)」が、8月6日に正式に「再エネおあずかりプラン」として詳細が公表されました。
今回公表された詳細なサービス内容によると、このサービスを利用するには月額4,000円がかかること、月間250kWhが上限となるとのことです。
なお、250kWhを超過した電気については、8.5円/kWhで買い取ってくれます。
さらに、使用電力から差し引く電気については、料金単価がもっとも高くなる時間帯から優先して対応してくれるとのことです。
出典:http://www.tepco.co.jp/ep/notice/pressrelease/2019/pdf/190806j0101.pdf
自宅の太陽光パネルは約3kWで月間の余剰電力は平均すると約160kWh程度です。
もっとも電気料金の高くなる夏場の日中帯では、1kWあたり38.72円/kWhのため、月額4,320円の負担で6,195.2円分の電気を使うことができます。
とはいえ、夏場の日中帯での購入電力は30kWhでもあり、電気代のほとんどは朝晩です。
30kWhが日中帯+朝晩130kWhで計算しなおすと、4.320円の負担で4,542.9円分の電気を使うことができる計算で・・・
って、あれ?Σ(゚Д゚)
全然メリットがない(;゚Д゚)
5kWとか9kW暮らすの太陽光パネルを積んでいる方ならともかく、3kw程度では全然ペイしませんね(ノД`)・゜・。
実際、東京電力エナジーパートナーが公開している料金シミュレーション比較でも、余剰電力量が大きい場合でしかメリットがないことが示されていますね。
出典:http://www.tepco.co.jp/ep/notice/pressrelease/2019/pdf/190806j0101.pdf
となると単純に160kWhを単価8.5円/kWhで売電することになるので、ひと月あたり1,360円かぁ…
なんだかなぁ・・・(;´・ω・)