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二次燃焼式の焚火台5選。我が家が買うべき焚き火台はどれだ?

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当地の気温が一桁台に落ちてきたのと、最近はぜんぜんキャンプ場に行けていないのとで加速度的に焚き火が恋しくなっています。
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焚き火台は持ってはいるのですが、二次燃焼式という存在を知ってからというもの、それが欲しくて仕方がありません。

solostove社の焚き火台がいいな~と思っていましたが、調べてみると他にもイロイロな二次燃焼式の焚き火台が存在することに気づきました。

 

 

焚き火の二次燃焼とは?

焚き火では、薪に火をつけて燃やす(一時燃焼)と煙が出ます。
この煙には薪から放出された可燃性ガスも含まれていまして、高温の空気を煙(可燃性ガス)に当てて再燃焼させる仕組みのことを二次燃焼というようです。

そして、二次燃焼させられる構造をもった焚き火台が二次燃焼式の焚き火台と呼ばれているようです。外から取り込んだ空気を焚き火台本体のダブルウォール内部で熱して上昇させ、焚き火台の開口部に放出することで二次燃焼させる構造になっています。
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焚き火を二次燃焼させるメリット

煙くない=身体に煙の臭いがつきにくい

焚き火をしていると、人のいるほうに煙が上がってきて、それを嫌って場所移動してもまたその人のほうに煙が流れてくるから移動…という無限ループが頻繁に発生しますが、二次燃焼によって煙自体も燃やされるために煙がほとんど出なくなります。これにより、煙を気にせずに焚き火を囲むことができるようになります。

同時に、煙が出なくなることで、焚き火後に気になる「焚き火したでしょ!?」という特有のにおいはかなり軽減されます。

少ない薪でよく燃えるのでとても暖かい

「薪本体」と「薪から出た煙(可燃性ガス)」の2回燃やすため、少ない薪でも大きな火を楽しむことができます。
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後片付けが楽…という話もあります

薪を効率よく燃やすことができるので、燃え残りが少なく後片付けが楽という説もありますが、これはもともと使っていた焚き火台の構造や燃やし方にも大きく依存すると思います。

キャプテンスタッグのヘキサステンレスグリルだと、あまり神経質に薪をいじらなくても燃え残りは下の写真くらいまでなりますので、後片付けが大変と思うことはありませんでした。
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底網によって、下から空気を取り込みやすい構造が貢献しています。こういった構造の焚き火台を使っている場合は、燃え残りをどうしてもゼロにしたい!という人以外には強い訴求にはなりません。

一方で、コールマンのファイアーディスクで焚き火をしたときは、燃え残りの多さが気になりましたので、こういった焚き火台をお使いの場合は、二次燃焼式の焚き火台の燃え残りの少なさはポイント高いのではないでしょうか。
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秒で組み立てられる手軽さは半端ありません。

爆跳しない

個人的に一番大きなポイントはコレです(^▽^;)
焚き火をしているとパチッ!と音がして薪が爆ぜることがあります。
焚き火台の中だけで爆ぜるなら構わないのですが、それが人のほうに飛んで来ようものなら、キャンプ道具に穴が開く(または燃える)、衣服に穴が開く、運が悪いと火傷するとロクなことになりませんし、小さい子どもがいる家庭では焚き火禁止令につながりかねません。

実際にうちも幼稚園に入るまではキャンプで焚き火禁止でした。
もっとも、うちの幼稚園はちょっと過激で、ふつうに園庭で子どもたちに焼き芋づくり(という名の焚き火)をさせるようなところだったので、入園して1年経たずに焚き火をいじくれるようになってました(田舎ならではです)。

二次燃焼式の焚き火台は必然的にダブルウォール構造となるため、薪が露出しないので爆跳しても焚き火台の中で完結されるので安心です(焚き火台の外に薪を露出した場合は除く)。
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二次燃焼式の焚き火台5選

Solostove(ソロストーブ)の「Ranger(レンジャー)」

二次燃焼と言えばSolostoveといっても過言ではなく、Solostoveの焚き火台は二次燃焼の美しさも特徴です。
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そんなSolostoveの焚き火台の中でも、おそらくRanger Kit(通称レンジャー:直径38cm)が一般的なサイズで、この上にBonfireやYukonが存在します。
焚き火台のフォルムは継ぎ目のない一体構造で美しい反面、それ故に積載が困難になるケースが考えられます。実際に、直径38cm×高さ32cmの円筒を作ってアウトランダーPHEVの荷室に入れようとしたのですが、これを積んでしまうと他の荷物が載せづらくなってしまいました(涙)もう少し大きい車が欲しい… 

Field to summit(富士見産業)の「フレイムストーブ MAX」

Solostoveに似ていて積載にやさしそうなが富士見産業の「フレイムストーブMAX」です。焚き火台のサイズは直径36cm×高さ40cmで、Solostoveレンジャーとほとんど変わりありません。
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一方で、分割構造の利を活かした収納時のサイズは直径は36cm×高さ23.5cmと高さ方向がだいぶコンパクトになります。
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それなりにステンレス材を使用するため値段は17,000円程度と一般的な焚き火台を見た後だと高いな~と思いますが、Solostoveを見た後にすごい安い!と錯覚してしまうニクイヤツです。

mont-bellの「フォールディングファイヤーピット」

意外なところでは、mont-bell(モンベル)からも「フォールディングファイヤーピット」という二次燃焼式の焚き火台がリリースされていました。
Solostoveやフレイムストーブとは異なり角型の形状で、高さ30cm×幅42cm×奥行き22cmとキャンプ場で売られている40cmくらいまでの薪は使えそうです。また、フォールディング形状のため、収納時は厚さ5cmまで小さくなるのもポイント高いです。
気になる価格は税込み¥18,590円とフレイムストーブMAXとほぼ同じくらいですね。

スノーピークの「焚き火台L+フローガ」

モンベルがあるなら…とさらに調べると、スノーピークからは焚火台Lに取り付ける二次燃焼装置フローガが今年リリースされていました。
スノーピークの焚火台といえば、2021年のグッドデザイン賞(ロングライフデザイン賞)を受賞した名機で、今使っている焚き火台が壊れたら次に買おうと思っていた焚火台です。

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その焚火台はそのままに、二次燃焼させるアタッチメントが「フローガ」です。
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合体するとこんな形になります。
ある程度の予想はしていましたがグッドデザイン賞・・・(汗)
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焚火台L+フローガの良いところは、焚火台だけでも使えるし、二次燃焼させたければフローガを取り付けるという利用シーンの広さにあると思います。正直、真夏に二次燃焼なんてやるとは思えないので…。

反面「焚火台L」と「フローガ」を買うことになるので初期投資が嵩みます。
焚火台Lが17,160円+フローガ17,160円で合計34,320円。

焚火台の17,160は見慣れていますが、オプションパーツのフローガも同額というのはちょっとなぁ…と思ってしまいます(^▽^;)

FEUER HAND(フュアハンド)の「タイロピット」

調べている中で最も琴線に触れたのがFEUER HANDのタイロピットでした。

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キャンプする人なら10人に7~8人は聞いたことがある(と思う)「フュアハンドランタン」の「フュアハンド」です。キャンプ場でもレンタルや販売で置いてあったりします。

そんなドイツの老舗FEUER HAND社が作っているのが、ステンレス製大型焚火台のタイロピットです。内径50cmと大型の薪でも入れられ、二次燃焼機構による豪快な炎で家族そろって焚き火を囲うのにピッタリです。
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惜しむらくはそのサイズ感で、フュアハンド社は常設を前提に作っているようで、脚を取付けたサイズは直径62.3cm×高さ35cmもの大きさになり、また重量も約12kgと腰をイワしそうな不安があります。でもこのタイロピットのフォルムは素晴らしいなぁ…

 

どの焚き火台を買うべきか・・・

今回は、僕が自宅にストックしている45cmの薪でも使えそうなサイズ感ということで5台の焚火台をピックアップしてみました。

愛用のヘキサステンレスグリルはまだまだ現役で使えるし、そもそも4,000円しなかった価格にしてこの頑丈さはスバラシイのですが、二次燃焼の炎の美しさも味わいたいし爆跳の恐怖からも逃れたい…
とりあえず今回の5台を軸に、新しい焚き火台を買う理由を捻出したいと思います(;´・ω・)
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