普段の生活(というか仕事)で欠かせなくなってきた生成AIツールですが、現在はopen ai社のChatGPTと、マイクロソフトのcopilotを使っています。
マイクロソフトのcopilotがそれなりに使えるようになってきたことと、GoogleのGeminiも気になり始めたので、ChatGPTは無償プランに落としてしまいました。
そんなところにソフトバンク(SB)が「Perplexity(パープレクシティ)」と提携し、SB系スマホ(ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO)利用者に対して、Perplexityの有償プラン「Perplexity Pro」を1年間無償利用できる特典を開始しました。ちょうどワイモバイルのスマホを使っていることもあるのと、せっかくの特典なので申し込んでみました。
- Perplexity AIとは?
- Perplexity Proの1年間無償利用する方法
- Perplexity Proで検索してみる
- (まとめ)Perplexity Proがあればググる(google検索)必要が無くなりそうです
Perplexity AIとは?
そもそもPerplexity AIとはいったい何なのか?本人(Perplexity AI)に聞いてみました。
Perplexity AIは、ユーザーが質問を入力すると、インターネット上の最新情報を検索し、それに基づいて回答を提供するAI検索エンジンです。このツールは、アカウント登録やログインが不要で、無料で利用できる点が特徴です。また、回答には出典元が明記されるため、情報の信頼性を確認することができます。Perplexity AIは、特に情報検索やリサーチにおいて有用であり、ユーザーが必要とする最新の情報を迅速かつ正確に提供することを目的としています。
Perplexity AIは生成AIの一種で、特に情報検索と要約に特化した機能になっています。
生成AI全般が新しいコンテンツの生成(ゼロからイチ)に重点を置くのに対し、Perplexity AIはユーザーが必要とする最新情報を迅速かつ正確に提供することを目的としている点に違いがあります。
copolotと同様に参照した情報の出典も明示してくれるため、ハルシネーションチェックもしやすくて便利なツールです(=゚ω゚)ノ
Perplexity AIは無償で使えますが、より高度な機能や検索回数の上限が緩和された有償プランも用意されています。
今回、ソフトバンクがPerplexityと提携したことで、ソフトバンク系のスマホ(ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO)利用者は月額20ドル(年額200ドル)かかる有償プラン「Perplexity Pro」を1年間無償で使用することができるようになりました。
Perplexity Proの1年間無償利用する方法
ソフトバンク系スマホの利用者がPerplexity Proの1年間無償権を使う場合は専用のサイトから申し込みます。
●ソフトバンクスマホユーザーの場合
ソフトバンクのPerplexity Pro申し込みページ
●ワイモバイルユーザーの場合
ワイモバイルのPerplexity Pro申し込みページ
●LINEMOユーザーの場合
LINEMOのPerplexity Pro申し込みページ
今回はワイモバイルの場合の画面遷移で説明しますが、基本的にはどの契約でも同じ画面展開になりますので参考にしてみてください。
まずは申し込みページを開きます。
Perplexityとはどんなサービスかが書かれていますので興味がありましたら読んでみてください。少しスクロールすると、下段に「今すぐ申し込む」が出てきますのでクリック・タップします。
契約中のスマホの携帯電話番号とパスワードでログインします。
Perplexity Pro1年間無料エントリーフォームが表示されます。
Perplexity Proで使用するメールアドレスを入力します(既にPerplexity Proの有償プランを契約している場合は、それ以外のメールアドレスにする必要がありました)。
確認画面を経て・・・
申し込み完了です。
すぐに入力したメールアドレス宛に、Perplexity Pro1年間無料申込み用のURLが届きますのでリンクをクリックします。
あなたの支払い欄がゼロ円になっていることを確認して、メールアドレスを入力します。
月額2,950円が1年間無償で使えるってスゴイですよねヾ(≧▽≦)ノ
リンクをクリックするとPerplexityのログイン画面が表示され、メールアドレスの入力を求められるので入力すると、またサインイン用のコードが書かれたメールが届きますのでサインインします。2社にまたがってやり取りするので文字にするとヤヤコシイですが、特に迷うことは無いかと思います(^▽^;)
サインインが完了するとPerplexityを使えるようになっています。
左下の自分のアイコンに「Pro」マークがついています。
これでPerplexity Pro機能を使っていくことができます。
Perplexity Proで検索してみる
Perplexityを使えるようになったので、ちょっと触ってみます。
入力ボックスのProボタンのON/ OFFでPro機能のオン・オフを切り替えられますが、基本的にONのままにしておいて問題ありません。
ChatGPTの無償版もcopilotも応答性能はそこそこ改善されましたが、それでももたつくところが気になりますが、さすがは有償版のPerplexity Proといったところか、サクサクと応答が得られます。
表形式での応答もまったくもたつくこと無く結果が表示されます。
応答結果の末尾にはさらに関連する質問のプロンプトもサジェストされるので、深堀していくことも容易になっていいます。
Perplexityの検索動作も可視化されているのは面白いです。
プロンプト(Q)に対して、アレとコレとを調べて、それをまとめて・・・と人間が検索するときと同じように動作している様子が見受けられます。
これって仕事では意外と重要で、何をどう調べたかトレースできるようにしておかないといけないのですが、それがそのまんま使えるというのは本当に助かります。
さらに、他AIと同様にファイルを読み込んでの分析(要約)も可能ですので、30頁程度の決算短信も1分以内に結果を得られるのはホント楽になります。
(まとめ)Perplexity Proがあればググる(google検索)必要が無くなりそうです
ソフトバンク系スマホ(ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO)の利用者が、Perplexityの有償プラン「Perplexity Pro」を1年間無償利用するための手続きの流れと、簡単な操作性をご紹介しました。
Perplexityは「検索して」&「検索結果をまとめる」を一度に行ってくれる生成AIなので、調べ事をするならまずPerplexityで…ってなりそうなポテンシャルを秘めていると感じています。Pro利用権はたっぷり1年間ありますので、使い倒してみたいと思います(=゚ω゚)ノ
最後に極わずかだけまじめな話を。
ChatGPTが登場した2023年、ちょっと触ってみて衝撃を覚えて、10年以内にシステム開発者は「プロンプトを書く人(prompter)」と「プログラムを書く人(corder)」に二極化していくだろう、と自セクションの会議で話しました。前者も後者も大きなパラダイムシフトを迎えることは想像に難くありません。少しかみ砕くと、後者(corder)はプログラムを書けることの優位性は皆無になると断言しました。プログラムを書くことは生成AIに置き換わっていくこと、そのコードが正しいか確認するチェック機能や、ライセンスチェックのような周辺領域の力が求められるようになっていくと見込んでいました。
その会議から1年が経過し、その想像は間違っていたと今まさに実感しています。すなわち「10年以内」ではなく「5年以内」に実現するだろうと危機感を持っています。実際に、promptを正しく送り込めばほとんど誤りのないcodeが生成されるところまで至っています。
となると実務領域で今後課題になって行くのは、レガシーのシステム(プログラム)を抱えている組織が、それをどうメンテしていくか?という点になっていくと想像します(前述の通り新規や小規模のプログラムはパラダイムシフトが完成しつつあるから)。これらのシステムは過去からのしがらみや、仕様書等も曖昧なまま重厚長大な構造に陥っているケースが多く見受けられます。これを自組織の実務を理解しつつも、要素に分解する力量を持ったエンジニア(prompter)の育成を早急に取り組まないと、気づけば存在価値のないIT屋になってしまうのではないか?とめちゃくちゃ危機感を感じるところです。