明治の粉ミルクから放射性物質が検出されたってニュースが出ています。
ちょっと…というか、かなり不安になるニュースです。
我が家では地元企業応援の意味も込めて和光堂の粉ミルクや離乳食を使っています。
地元企業応援???
そう。和光堂の工場って栃木県にあります。
例の工場は埼玉の春日部ですが、和光堂の工場は栃木にあるので、より原発に近いんですよ…(ノ◇≦。)
なので、心配になって昨日の夜にお客様相談センターにメールしてみたんです。
きっと今日はこの手の問い合わせで忙しいだろうから、定型文化されたメールが帰ってくるのを期待していましたが、
わざわざ電話してきてくれました(驚)Σ(・ω・ノ)ノ!
お忙しいのみスミマセンね…
問い合わせていたのは次の点です。
Q1.粉ミルクの製造工程で大気を取り込む工程はありますか?
A1.和光堂のミルクの製造工程はクローズの環境なので、大気と触れる事はありません。
明治乳業では粉ミルクの乾燥工程で「大気を取り込んでいる」ために、大気中の放射性物質が混入されて、今回の騒動に発展しました。
粉ミルクの製造工程ってどこもそんなに変わりないと思っていましたが、和光堂では大気中のものが混じって汚染されるってことは無さそうです。
Q2.水源はどうなっているのでしょう?
A2.工場の地下水を使用しています。
毎日水質検査を実施し、放射性物質は検出されていません。
水系までは把握されていないそうですが、地下水を使っているのであれば直ちに放射性物質が染み出すってことは無さそうです。
毎日検査しているというのは安心できます。
Q3.粉ミルクの製造日を知る手段はありますか?
A3.粉ミルクの賞味期限は、製造後1年6ヶ月となっています。
缶の裏面に記載の賞味期限から逆算することで製造年月日を知ることができます。
粉ミルクについても製造毎に検査していて、今までのところ放射性物質については未検出です。
粉ミルクは毎日断続的に製造するのではなく、月に1~2回の操業となっているそうです。
なので「製造毎の検査」というのができるのですね。
Q4.粉ミルクだけでなく、他の離乳食製品なども含めて原材料は汚染される心配はありませんか?
A4.原料は収穫後すぐに使用するのではなく、ストックしているものを少しずつ製造に回しています。
当然、基準に満たないものは処分されています。
常に原材料にはゆとりをもっており、震災直後のものについては使用していません。
また、震災後は産地の選定も見直しています。
公的機関の検査結果のみならず、必要に応じて独自の検査や第三者機関に依頼した検査を実施しているため、原材料の汚染の心配は無いものと考えます。
まぁ食品製造メーカなので、この回答は想定内ですね。
逆に「心配あるかもしれませんね」なんて回答されちゃうと怖くて手が出せなくなっちゃいますよね(^▽^;)
なお、和光堂の栃木工場って震災後から操業停止していたそうです。
和光堂栃木工場があるさくら市は、宇都宮市よりも被害が甚大だったと聞いています。
栃木県の中でも停電・断水からの回復が遅かった地域ですし…。
稼動を再開したのは3月下旬頃だったそうです。
もしミルクの製造工程で大気を取り込む工程があったとしても、放射性物質が大量に飛散していた時期は製造していないので、製品に混入する心配はそもそも無かったのですね。
ちょっと考えれば、地元なんだから操業できていなかったことくらい容易に想像できるものですが、親バカ故に思慮が足らずに恥ずかしい限りです。
問い合わせが多数寄せられていてお忙しいであろうに、わざわざ電話にて回答してくださった和光堂さんに申し訳ない気持ちと、感謝でいっぱいです。
今回の対応でますます和光堂のファンになってしまった気がします(笑)
最後になりますが、やっぱりこの件に関する問い合わせは殺到しているようです。
和光堂のホームページにも案内が掲載されました。