もやしさん家のもやもやな生活

育児とキャンプとキャンピングトレーラーのブログ♪

私がダイナースクラブカードを解約した3つ+αのワケ

 本サイトはプロモーションが含まれています

クレジットカードの整理の一環で、最後まで悩んだダイナースクラブカードをついに解約しました。
抜群のステータスを誇るカードを解約したのには、大きく3つの理由があります。
f:id:moyashinet:20161006130758j:plain

 

(1)ダイナースクラブカードの魅力とは

その前にまず、ダイナースクラブの魅力について考えてみます。
ダイナースクラブの生い立ちですが、かなりユニークです。

ダイナースクラブは1950年にアメリカで実業家マクナマラと友人の弁護士シュナイダーによって設立されました。
きっかけは、ニューヨークのレストラン。
食事を終えたマクナマラは財布を忘れてきたことに気づき、慌てて郊外の自宅に電話し、夫人に現金を届けてもらいました。
なんとか支払いは済ませたものの財布の到着を待っているのはかなり気まずいものでした。

そこでマクナマラは友人のシュナイダーに相談し、二人で1万ドルずつ出し合い、ツケで食事ができるクラブを作ることにしました。
クラブの名前は食事をする人という意味の「ダイナース」と名づけました。

ダイナースクラブの歴史|ダイナースクラブカード 日本で最初のクレジットカード

このことが背景にあるからか、ダイナース(食事をする人)の名前のとおりレストラン関連のサービスと、トラベル&エンターテイメント関連のサービスが充実しています。

1.レストラン代が最大半額!

レストラン関連のサービスの筆頭格「エグゼクティブダイニング」はダイナースクラブ固有のサービスです。
特定のレストランのコース料理を2名で利用すると1名分が無料になる、というもので、夫婦やカップルでよく食事に行くという場合には、これだけでダイナースクラブの年会費くらい簡単に元が取れるサービスです。

2.食事代の支払いにカードの提示やサインは不要!

専用デスクを通して予約した場合、支払い時にカードの提示やサインは不要になります。
これ、カップルで食事に行ったときとかに使うと面白いですよ。

3.空港送迎タクシー・手荷物宅配サービス

海外旅行をトラベルデスクで手配すると、一定の条件で自宅から成田・羽田・関空・セントレアまでの各空港へのタクシー代が優遇されます(往路)。
例えば羽田空港の場合、東京23区や三鷹市からは無料で移動することができます。

また復路は、ダイナースクラブカードと国際線搭乗券を提示するだけで、スーツケース等の荷物1個を空港(成田・羽田・関空・セントレア)から指定の場所まで宅配してもらえます。
復路に関してはトラベルデスクの手配は不要で、例えば会社手配の出張帰りなどでも利用可能です。

4.国内・海外空港ラウンジが無料利用できる

ダイナースクラブカード保有者は、日本国内にある主要空港、および海外600か所以上の空港のラウンジが無料で利用できます。
「空港ラウンジの無料利用なんて、どのゴールドカードでも使えるでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、海外のエアポートラウンジまで使えるカードは意外と限られています。

(2)魅力たっぷりのダイナースクラブカードを解約する3つの理由

そんな魅力にあふれるダイナースクラブカードですが、解約することを決断しました。
解約の理由は大きく3つあります。

1.与信の枠が非常に大きい

ダイナースクラブカードの特徴の1つ「ご利用金額に一律の制限なし」の裏の側面です。
ダイナースクラブでは与信枠をガッツリ確保しますので、他社のクレジットカードを作ろうとしたときにNGになるケースがあります。

私の場合、住宅ローンを組む際の金利条項に指定のクレジットカードの作成が含まれていたのですが、この与信枠の空きが無くてちょっとバタバタしました。
ダイナースクラブと、AMEXを10年以上使っている場合*1は与信枠に注意が必要です(笑)

2.海外(特にアメリカ)に弱い

アメリカに出かけた際に持って行きましたが、JCB・AMEXと並んで使い勝手が悪かったです。
やはりアメリカではVISA、Masterが圧倒的な強さを誇りますので、海外使用を前提に考えるとVISA、Masterをメインに据えるほうが良いように感じます。

ただし、日本国内ではJCBとの提携によってJCB加盟店でもダイナースクラブカードで決済が可能なのはAMEXと同様です。

3.コスパが悪い

これが最大の理由だと思います。
生活の変化によってダイナースクラブのサービスを享受できなくなってしまいました。

ダイナースクラブカードの年会費は22,000円(税抜き)です。
家族カードは5,000円(税抜き)
8%の税込みで23,760円、家族カードが1枚ある場合は29,160円になります。

ポイントに有効期限が無かったり、空港から自宅への手荷物宅配サービスがあったり、空港のラウンジは使えたり、特定のレストランでは2名分の食事代が1名分になったり、一見さんお断りの料亭に行けたりとメリットはままあるのですが、それでもコスパが良いとは思えませんでした。

有効期限の無いポイントプログラムだとAMEXといっしょ。
空港送迎や手荷物宅配もAMEXにもあります。
空港ラウンジは子連れだと行きづらいので最近はほとんど使いません、というか車で済ますことを考えてばかりいます。
エグゼクティブダイニングはめちゃめちゃ良いサービスですが、子連れで行ける店がほとんど無いのがネックです。

そんなことを考えているところ、銀座ダイナースクラブカードの存在を知りました。

ダイナースクラブのメリットはそのままに、銀座や大丸東京のラウンジが使えるようになります。
資生堂パーラーのケーキセットの無料券を、年2回2枚ずつ送ってもらえるのもステキです。
それでいて年会費は25,000円(税抜き)、家族カードは無料なので、我が家のように家族カードを作ることを前提に考えると一般のダイナースクラブカードよりも魅力的(コスパ良し)に見えてしまい、ダイナースクラブカードを維持するのがア○らしくなってしまいました。

4.+αの理由はカードのデザイン(笑)

ダイナースクラブカードの運営は以前はシティカードジャパンが運営していました。
それが2015年12月14日に、三井住友信託銀行がシティカードジャパンの全株式を取得することで運営が移管されました。
運営が変わったことでカードのデザインが変わりました。
f:id:moyashinet:20161006140323j:plain
出典:【重要なお知らせ】事業の完全譲渡および社名変更について

今までは右上にcitiのロゴがデカデカとしていて個人的に嫌いでしたが、運営が変わったことでシンプルなカードデザインとなりました。
新しいデザインのカードが欲しかったのでサポートデスクに聞いてみたのですが、切り替え年月でないのでダメって言われちゃったんですよね( ´艸`)

(3)ダイナースクラブカードを解約する際の注意点

1.解約の手続きは電話です

ダイナースクラブカードを解約する際は、専用のダイヤル(0120-369-527)に電話して、解約したい旨を伝えます。平日は9:00~18:00、 土日祝日は10:00~18:00まで受け付けています。

2.カード払いの未払い分がないか?

ダイナースクラブを使っていてリボ払いにする人はいないとは思いますが、リボ払いの残高がある場合は解約時の一括清算になります。
一括清算時に慌てないよう、未払い分の残高には注意しておきましょう。

3.公共料金などの支払いに使ってないか?

ダイナースクラブに限った話じゃありませんが、公共料金などの支払いに使っている場合はカードを解約するとそれらの料金の支払いが滞ります。
公共料金をカード払いにしている場合は、事前に支払い方法の変更をしておきましょう。

4.ポイントの使い忘れはないか?

これもダイナースクラブに限った話じゃありませんが、カードの支払額に応じて貯まったポイントも消失してしまいます。
ダイナースクラブではリワードポイントが貯まりますので、何かの商品に交換できるくらい貯まっている場合は、交換手続きをしてから解約しましょう。

5.解約手続きはカードの更新前月にしましょう

ダイナースクラブの年会費は22,000円(税抜き)と高額な部類です。
年の途中で解約した場合も月割で返金される類のものではありませんので、会員メリットを最大限に享受できるよう更新前月に解約するようにしましょう。
海外出張が入ったりして使う機会に恵まれれば儲けものですし、使ったことが無い人はせっかくなのでエグゼクティブダイニングを経験してみるのも一興です。

(4)ダイナースクラブカードは魅力が無いのか?

解約した私が言うのもアレですが、ダイナースクラブは超魅力的なクレジットカードだと今でも思っています。
私自身が栃木に引っ越して根を下ろしている関係で、ダイナースクラブのサービスを最大限に享受できなくなったために解約するわけですが、これが東京に住んでいたらと思うと・・・

 

いや、やっぱ解約するな(笑)

こればかりは生活スタイルに依ると思います。
私の生活スタイルだと銀座ダイナースクラブのほうが年会費的にも妻にもメリットがあるので、そちらに乗り換えたいと思う次第です。
銀座ダイナースクラブでもエグゼクティブダイニング他、オリジナルのサービスはそのまま利用できます。

ビジネスマンとしてガシガシカードを切って将来的にダイナースクラブプレミアムカード(ブラック)に行くならダイナースクラブカード、普段の生活で実利を選ぶなら銀座ダイナースクラブカードって感じなのかな~?って個人的に考えています。

*1:AMEXは最初は限度額が小さいですが、年々広がっていきます