我が家で活躍している日立の乾燥機(DE-N50WV)
当初はドラム型洗濯乾燥機を使っていましたが、毎日のメンテナンスの大変さと故障率の高さにより、洗濯機+乾燥機の組合せに変えました。
場所はとるものの日常メンテは楽になり、トラブルも無くなったので、今でもこの選択は間違ってなかったと思うばかりか、最初っからこの組み合わせにしておけばよかったと思えるくらいです。
さて。そんなトラブルなし乾燥機に僕のサボリ癖が移ったのか、乾かないうちに運転終了するようになってしまいました。
日立のサービスマンに来てもらいましたが、これがまぁアレで…というのはグチになるので置いておくとして、ヨメちゃんに対して「本体を買い換えられる修理費になるから買い替えたほうが良い」と進言して退室されたそうな。
あ、日立のサービスマンが皆こんなのではなく、うちを担当してくれるもう一人のサービスの方は超丁寧で信頼できます。
エコキュートとか懇切丁寧&迅速に対応してくれてとても助かりました。
今回は外れのク●担当だったそうです(営業所長談←なんで営業所長とそんな話になったのかは察してください
症状は「乾かない」
今回の症状は、乾燥運転は始まるものの、乾かないうちに終了してしまうというものでした。開始時にドラムは周りはじめ、終了音がしてからドアを開けると、ホカホカ・グッショリという状態です。
乾燥しきる前に終了してしまっている模様です。
日立の見積もり
件のサービスマンが「本体を買い換えられる修理費になるから買い替えたほうが良い」と言い張ったので、じゃぁ実際いくらの修理費になるのか見積もりを出してもらったところ次のようになりました。
費目 | 価格 |
部品(ケーシング ネツコウ ファン クミ) | 12,000円 |
部品(ドラム マエワク クミ) | 5,700円 |
処理(PTCヒーター分解清掃) | 技術料に含む |
上記作業の技術料合計 | 16,000円 |
出張費 | 3,500円 |
消費税 | 3,720円 |
合計 | 40,920円 |
普通に修理したほうが安いし…
以前は5万円程度で購入できた乾燥機も、今ではすっかり価格が上がってしまいましたし、なにより供給混乱で注文してすぐに入荷するか微妙な情勢です。
(素人の見立て)原因は「湿度センサー」だと思う
症状を客観的に考えると「湿度センサー」の不調を真っ先に疑うべきだと思いますし、結果的にソレを交換して復旧しました。
「ケーシング ネツコウ ファン クミ」にも湿度センサーが含まれるので誤りではないですが、ケーシングはどちらかというと軸部の破損時に交換する規模の部品です。
湿度センサー単体で部材が用意されている=それの故障の場合が想定されていることを考えると控えめに言っても過剰保守です。
アッセンしか出ない外車じゃないんだから…(;´・ω・)
「湿度センサー」を交換する
日立・乾燥機・乾かない・湿度センサーで検索しても、症状は出てくるものの交換事例が見つからなかったので、残しておこうと思います。
なお、作業は広いところでやることをオススメします。
僕は引きで写真を撮ることができないくらい狭いところで作業してしまい、途中で後悔しました(^▽^;)
本体裏側のネジをすべて取り外すと、裏蓋が開きます。
削りカスみたいなのがいっぱい出てきてなんだか不安になります。
左下のプーリーから丸ベルトを外し、続けて金属のステーを外します。
中央のナットを13mmのレンチで外し、上下のネジを外します。
本体側面の除き窓からドラムベルトを外します。オートテンショナー(黄色っぽい車輪のついたやつ)を手前に戻すとベルトは外れます。
ゆっくりとケースを引き出すと、左下の部分で配線が繋がっていますので、コネクタを外します。
ちなみに、このコネクタ(ケース側)がまさに湿度センサーです。
慎重にケースを引き出します。ケースとドラムが一緒に出てくるので、もう1台本体を置けるくらいの場所を確保しておくと楽です(←これが狭い場所で作業してしまい後悔したポイント
ケースとドラムを分離します。ドラム内のフィルターを外すと4本のビスが見えますのでまず外します。
中央のキャップは右か左かに少し回すと外れ、その中に割ピンが刺さっているのでペンチで摘まんで引き抜きます。割ピンやナイロンワッシャーは再利用しますので、なくさないようにします。
ドラムを引き抜くと、ケース側に湿度センサー(センサー部)が見えてきます。
この白い枠の4本のネジを外すと、白い枠がケースから外れます。
本丸の湿度センサーに到着。補修部品と交換します。
交換後は逆順に組み戻して終了です。
DE-N50WVの湿度センサー交換に要した時間
今回は、分解から組み戻し、試運転まで1時間かからずに終わりました。
構造が分からないな~湿度センサーってどこだろう~と考えながらの作業でしたので、次からは40分もかからずに作業できそうです。
乾燥しないトラブルの修理は2,244円で修理完了しました。
交換部品の情報はコチラです。
日立乾燥機DE-N50WV湿度センサー[DE-N5S-033]
部品名:シツドセンサブクミ
価格:2,244円(税込み)
購入場所:コジマ電気(取り寄せ、依頼から3営業日で入荷)
(余談)もしかしたらゼロ円で直るかも?
取り外した湿度センサーには埃が大量に付着していました。
センサーが納まっているケースを開いてみると、ケース内にも埃が侵入していてセンサー部分も埃で覆われているうえに、センサーの足同士にも埃が渡っています。
そもそもこんな単純なセンサー部品ががそう簡単に壊れるとも思えないですし、そうなると今回の乾燥しないという現象の原因は「埃によって覆われたセンサー部分の異常感知」か「乾燥中の湿気によってセンサーの足がショートたか」のいずれかにより、本体側に異常信号が流れた可能性が高そうです。
もし日立の乾燥機をお使いで「乾燥しきらないうちに運転が終了してしまう」といった現象でお悩みの方がいたら、まずは湿度センサーを掃除してみると良いと思います。
モノが大きいだけに心理的なハードルが高いですが、構造自体はかなり簡単な造りなのであまり心配せずとも大丈夫です。
そうすることで、湿度センサーの清掃で直ればそれで良し、直らなければセンサーを取り寄せて交換すれば2,000円ちょっとで修理できることになります(*^▽^*)
一難去ってまた一難
乾燥機が不調の間、止まっては運転・止まっては運転をやっていたせいか、正面ドアの内枠がブヨブヨになってしまいました( ;∀;)
運転に支障があるものではありませんが、こちらも部品を取り寄せて修理しておこうと思います。