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キャンピングカー購入記(第2章・第3回)~快適な旅を支える装備・設備選び

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前回までにキャブコンの購入とレイアウト選びについて検討してきましたが、今回は実際のキャンピングカー生活を左右する「装備・設備」について考えていきます。

 

 

電気関係の装備

サブバッテリー:キャンピングカーの命綱

キャンピングカーの心臓部とも言えるのがサブバッテリーです。
エンジンを切った状態でもキャンピングカー内の照明や冷蔵庫などの電気製品を使うために欠かせません。
サブバッテリーの選択は、旅の快適さを大きく左右します。

現在主流のバッテリーは「鉛ディープサイクルバッテリー」と「リチウムイオン(リン酸鉄リチウム)バッテリー」の2種類です。
鉛バッテリーは比較的安価で扱いやすいものの、重量があり容量も小さめで寿命が短いというデメリットがあります。
一方のリチウムバッテリーは軽量で大容量、寿命も長いですが、価格が高いのがネックです。

インバーター:家電を使うための必需品

サブバッテリーの電気(DC12V)を家庭用のAC100Vに変換してくれるのがインバーターです。
これがなければ家庭用の電化製品(100V電源の機器)は使えません。

特に電子レンジを使用する場合は、1,500W~2,000W程度の大型インバーターが必要になります。
電子レンジは設定が500Wでも、実際には1,000W~1,400W程度の消費があるためです。
インバーターを選ぶ際は、使用する電化製品の定格消費電力を超える容量のものを選ぶ必要があります。

走行充電器:移動中に充電できる便利装置

走行充電器は、エンジンをかけた状態でサブバッテリーを充電するための装置です。
車のオルタネーター(発電機)を利用して、走行中にサブバッテリーに充電できるので、長旅でも電力不足の心配が減ります。

ソーラーパネル:太陽の力で電気を補充

ソーラーパネルは太陽光でサブバッテリーを充電できるエコな装備です。
走行発電とソーラー発電を組み合わせることで多くのシーンで発電が可能になり、電源の確保が難しい場所や長期の車中泊でも安心して過ごせます。
また、災害時の非常用電源としても役立つので搭載しておきたい装備の一つです。

快適な居住環境を作る装備

冷蔵庫:食とお土産の楽しみを広げる

冷蔵庫があれば買い物の回数を減らせたり、地元の新鮮な食材を持ち帰ったりと旅行の楽しみも増えます。

キャンピングカーの冷蔵庫には、主に「コンプレッサータイプ」と「3WAYタイプ」があります。
コンプレッサータイプは家庭用冷蔵庫と同じ原理で冷却を行い、冷却力が強く冷凍も可能なのが特徴です。
12Vの電源で使えるものも多く、現在のキャンピングカーでは主流になっています。
3WAYタイプは100V・ガス・12Vの3種類の電源が使えるタイプですが、ガス以外の冷却力がやや弱いことや、ガスの焼却口のケアが必要なことから最近は使われることが減りつつあります。

FFヒーター:寒い時期の強力な味方

FFヒーターは、エンジン停止中にも使用できる燃焼式の暖房器具です。
燃料を燃やして発生した熱で、室内の空気を暖めファンで車内に暖かい風を送る仕組みです。
燃焼時の排気ガスは車外へ出るため、換気をしなくても一酸化炭素中毒の心配がなく安全に使用できます。
使用できる燃料はガソリンと軽油、プロパンガスの3種類があり、車両に合わせて選ぶ必要があります。

寒冷地や冬のキャンプを考えている我が家には必須の装備だと考えています。
トレーラー時代はプロパンガス式のFFヒーターを使用していましたが、これから購入するキャブコンでは車両の燃料と共有するタイプのFFヒーターを選びたいと思います。

エアコン:夏の暑さ対策に欠かせない

最近の日本の暑さにはエアコンが欠かせません。夏だけでなくゴールデンウィーク後から9月のお彼岸頃まで熱中症対策として冷房の需要が増えています。
サブバッテリーやインバーター、大容量電源との組み合わせが必要ですが、長時間の滞在でも快適さが格段にアップします。

ベンチレーター:空気の入れ替えに重要

ベンチレーターは車内の空気をしっかり入れ替えてくれる装備です。
キャンピングカーのルーフに取り付けられ、ファンの回転方向を切り替えることで吸気・排気の両方に対応します。

調理時の煙や臭い、湿気を外に逃がせるので車内環境が快適に保てます。
夏場の暑さ対策や結露防止にも役立ちます。
カバーがあるタイプは雨の日も使用可能です。

生活を便利にする装備

トイレ:いつでも安心

天候が悪い時や夜間、トイレのない場所での車中泊にはとても心強い装備です。
キャンピングカーのトイレには、主に「ポータブルトイレ」と「カセット式トイレ」があります。
ポータブルトイレは持ち運びができるタイプで、小型から中型のキャンピングカーに多く使われています。汚水タンクの容量は10L~20L程度です。
カセット式トイレは車内に専用のトイレスペースを設置し、汚水タンクを車外から取り外して運ぶことができます。
タンクの容量は20L以上あり、家族でも数日間なら問題なく使用できます。
キャンピングトレーラー時代はカセット式のトイレを使用しており、荒天のために家族5名で2泊3日トレーラーにこもりっきりになった場合でも耐えられました(=゚ω゚)ノ

サイドオーニング:快適な外部空間の確保に

サイドオーニングはキャンピングカーの屋根やサイドルーフに取り付ける日よけや雨よけのアイテムです。
クランクハンドルを利用して簡単にオーニングを広げられ、ポールの組み立てやロープの結束といった面倒な作業がほぼ不要なのが特徴です。
設営や撤収の時間を削減できるので、その分余裕を持ってキャンプを楽しめます。
一方で風に弱いというデメリットもあるので、特に強風時の使用には注意が必要です。

電子レンジ:手軽な食事の準備に

電子レンジを使えば手軽に料理ができ、チルド品や冷凍食品も美味しく温められます。
コンロを使うよりも早く加熱でき室温が上がる心配もほとんどないので、夏場の料理にも適しています。
また、火を使わないので安全性も高く、一酸化炭素中毒等の危険性もありません。
電子レンジを使えば食事を短時間で用意でき、他のことに時間を使えるようになります。
ただし、電子レンジは消費電力が大きいため十分な容量のインバーターとサブバッテリーが必要です。

バックカメラ:安全運転をサポート

キャンピングカーは車体が大きく、モデルによっては架装部の関係でバックミラーからの後方視界が得られないことがあります。
常時投影型のバックカメラがあれば後方の死角をカバーでき、安全に運転できます。
特に通常のルームミラーでは見えない広角の視界が得られ、カラー画像で安心感があります。
ただし、雨などでカメラに水滴が付着したり冬場の早朝スタート時に排気ガスが映り込んだりすることもあるので、そういった点も考慮する必要があります。

まとめと次回予告

今回は主要な装備・設備について検討しましたが、すべてが揃っている車両に絞って探すのは予算的にもタマ数的にも難しいと思います。
次回は、これらの装備・設備の中から我が家の旅のスタイルに合わせて、どの装備を優先的に選ぶか、予算配分をどうするかについて考えていきたいと思います。