もやしさん家のもやもやな生活

育児とキャンプとキャンピングトレーラーのブログ♪

セクショナリズム(セクト主義)が生む「誰の仕事でもない領域」をなくしたい

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この10月から新しい組織の立ち上げに取り組んできまして、いくつか問題はありつつもうまく回り始めたので、さらに新しい組織を12月から立ち上げられるよう取り組んでいます(=゚ω゚)ノ

今週はその大詰めで手続き関係を進めていましたら…1週間が終わってました(^▽^;)

ホッとひと息(´艸`*)

 

 

そんなこんなで激動の1週間を終えて残務を整理していると、前の組織の仕事を引き継いでくれた職場が火を噴いている話が入ってきました…(;´・ω・)オイオイ
立場上はそっちの職場の面倒を見る義務はないというか、そっちに構っている場合じゃないだろ状態なので放置していても咎められはしないのですが、ちょっとあんまり…な状態に結局は手を出してしまうお節介な自分が悲しい;つД`)

そんなこんなで、どうしてそんなことになるんだろうな~と考えながら対応していまして、思いついたのが最近急速に増えている「ここまでが自分の仕事で、それ以外は自分の仕事ではない」というセクト主義的な意識なのかなぁ…と思い至りました。

セクト主義的な考えで仕事をすると問題が生まれるのか?

セクト主義的な考え方は最近流行りの(?)ジョブ型なるものにも通じて、我々のようなエンジニア職にあっては専門知識を活かせることで一見合理的なのですが、実は大きな問題を引き起こします。セクト主義的な姿勢を取る人が増えると「誰の仕事でもない領域」が生まれてしまい、次のような問題につながります。

業務の停滞を引き起こす

境界線で止まる仕事は次の工程に進められなくなり、最終的に顧客やプロジェクト全体に悪影響を与えてしまう。

責任の所在が不明瞭になる

「自分の仕事」と「自分の仕事」の狭間にある領域は他人事となってしまい、問題が発生しても放置されがちになる。

チームワークの欠如を招く

セクト主義が強いとメンバー間の協力が阻害され、組織としての一体感が失われてしまう。

「誰の仕事でもない領域」をなくすための取り組み

この問題が生じるとプロジェクトが進まなくなることはまだしも、最終的にはお客さんに多大な迷惑をかけてしまいますし、どんなスゴイ技量をもったエンジニアだったとしても回り回って自分の評判を貶めてしまい、誰も幸せにならない状態になりかねません;つД`)
組織も担当も変わってしまい、今まで(僕が関われた頃)のようには戻れないとは思いますが、何らか落としどころを見つけるためにいくつか取り組んでみたいと思います(;´・ω・)

役割の再定義と共有

メンバーが担うべき範囲を明確にしつつ「曖昧な領域」が生じる前提で、どう対応するかを決めておく必要があると思います。

境界領域における担当者を設定する

たとえば、「○○さんと△△さんのところではない部分で発生した問題は、基本的に○○さんが対応する」というように、事前に誰がどこを担うかまで明示してしまいます。

全体像を共有する

チーム全体でGOALまでのフローを視覚化し、各人が自分の役割を理解しながらも、全体の流れを意識できる仕組みを作ります。

ホントは「自分事」の意識が大事(時間かかる)

役割の再定義と共有によってある程度は「誰の仕事でもない領域」から生まれる問題は解決できますが、それって結局は「誰かが仕切らないとならない」働き方に過ぎず、根本的な解決まで至らないことが懸念されます(;´・ω・)
些末な「領域」という問題を超えて、どうすればGOALに到達するのかメンバー全員が自分事として各々考えられる、そんな組織にしていかなければ、早晩崩壊してしまいます。

後任の管理職は僕よりも遥かに年上なのでそんなこと言われなくても分かってるわ!って感じになるでしょうから、STEP1だけやってとっとと火を消し止めようとは思います( ˘•ω•˘ )
離任した組織での在職中や今回立ち上げた組織では、セクト主義的な考え方や(日本的)ジョブ型労働は短期的には効率的に見えるかもしれませんが、長期的には組織の柔軟性や協力関係を損ねるリスクの方が大きいと考えてきましたし、結局こうなったのか…と思うとその考えは(少なくともそのチームでは)間違ってなかったんだろうなぁと思うところです。
また新たに立ち上げる組織でも「自分の役割を果たしつつも、チーム全体を意識して行動する」ことで、誰の仕事でもない領域自体をなくし、組織全体で一丸となって成果を追求する組織を日々研究しながら追求していきたいと思います(^▽^;)