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リチウムバッテリー化への布石。キャンピングカー クレアのソーラーチャージャーを交換しました

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キャンピングカー クレア のサブバッテリーをリチウムバッテリーに変更するにあたって、ソーラーチャージャー(チャージコントローラー)を交換しました。
リチウムバッテリー化の第一歩として、リチウム非対応の機器を外しておく必要がありました。

 

 

既存のチャージャーはリチウム非対応

もともとの車両に取り付けられていたのは、PowerTITEのPV-1212D1Aでした。

しかし、PowerTITE(未来舎)によると『PV-1212D1Aはリチウムバッテリーの充電器には使用できない』とのこと。
これは想定していた問題でしたが、やはり専用の機器に交換する必要がありました。

ソーラーパネルは現在搭載されているものから増設する予定はありませんので、PV-1212D1Aと同じ20A程度でリチウム対応のチャージャーに交換することにしました。
容量的には現状で十分だと判断したからです。

MPPT方式とPWM方式の違い

ソーラーチャージャーにはMPPT方式とPWM方式の2種類のチャージ方式が存在します。

PWM方式

PWM方式(Pulse Width Modulation)は、パルス幅変調という技術を使って充電電流を制御する方式です。
構造がシンプルで価格が安いのが特徴ですが、ソーラーパネルの電圧をバッテリー電圧まで下げるため発電効率がやや劣ります。

MPPT方式

一方、MPPT方式(Maximum Power Point Tracking)は、最大電力点追従制御と呼ばれる技術でソーラーパネルから最大限の電力を取り出します。
パネルの高い電圧を効率的にバッテリー電圧に変換するため、PWM方式と比べて15-30%程度充電効率が向上します。

RENOGY ROVER LIシリーズを選定

PV-1212D1AはPWM方式でしたが、リプレースすることと充電効率を考えてMPPT方式を選びました。
RENOGYに20A級のPWM方式チャージャーが無かったこともあり、自然とMPPT方式になったという事情もあります。

最終的に選定したのは、RENOGYの『ROVER LIシリーズ 20A MPTTチャージコントローラー』です。

リチウムバッテリーに対応した設計となっており、充電効率も期待できる製品です。

予想外のサイズ問題で交換作業が難航

開封してみると思っていた以上に大きいです。
カタログで寸法は確認していたつもりでしたが、実物を見ると存在感がすごい(;´・ω・)

これは設置場所を考え直す必要がありそうです。

さっそく交換に着手しますが、基本的な作業はいたって簡単です。
PV-1212D1Aに接続されているケーブルを取り外し、RENOGY ROVER LIに移すのみ...のはずでした。


ところが、チャージャーのサイズが大きくなったことで設置場所を変える必要が生じたこと、さらに配線長の余裕が全く無くて延長する必要があることが判明しました。

↑後ろ側に余長があると思っていたら長さピッタリに整線されていた…

ソーラーチャージャーのリプレースが終わらないと他の作業もできないのは困るので、見栄えは悪くなってしまいますが仮で配線を繋いで対応しました。

きれいに仕上げたかった気持ちはありますが、まずは全体的なスケジュールを優先します。
とりあえず仮施工としておき、後日端子台に交換するようにしたいと思います。
思っていた以上に細かい問題が多いですが、一歩ずつ進めていこうと思います(;´・ω・)