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キャンピングカー電源は2つ以上必須!?トラブル知らずの電源システム構築方法

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キャンピングカーでのお出かけ前や、楽しい旅行中に突然電源が使えなくなった経験はないでしょうか?
僕はあります(ノД`)・゜・。

幸いこのときは別の電源ソースがあったため車内の片づけ後に出発できましたが、サブバッテリーだけに頼った電源システムでは、故障や消耗で一気に電力を失うリスクがあります(;´・ω・)

新品を組合わせて構築されている新車の場合はあまり心配もありませんが、安心できるキャンピングカーライフには複数の電源を組み合わせたバックアップが必要です。
この記事を読むことで、電源トラブルに悩まされることなく、どんな状況でも安心してキャンピングカーライフを楽しめるようになります(=゚ω゚)ノ
実際に僕が使っている3つの電源も含め、初心者でも分かりやすく解説します。

 

 

なぜキャンピングカーの電源トラブルは「想定外」で起こるのか

キャンピングカーの電源トラブルが「想定外」に起こる最大の理由は、私たちが普段の生活で電源の安定性を当たり前だと思っているからです。
家庭では停電が年に1回あるかないか程度ですが、キャンピングカーのサブバッテリーは全く異なる環境で稼働しています。

真夏・真冬の電力消費増でサブバッテリーが予想以上に早く消耗

夏場のエアコン使用や冬場の暖房器具により、電力消費は通常の2倍から3倍以上に増加します。
例えば、通常なら2日間持つはずの100Ahサブバッテリーが、真夏の冷蔵庫フル稼働とファン使用で半日程度しか持たないケースも珍しくありません;つД`)
さらに、高温下ではバッテリー自体の性能が低下し、鉛バッテリーの場合には容量の70%程度しか使えない状況になることもあります。
余談ですが、仕事柄バッテリーに触れる機会が多いので故障率などを調べていまして、当初はバッテリーにダメージを与えるのは冬場だと思っていたので、実際には夏場の故障率が比べ物にならないほど多くて驚きました。

キャンピングカーに慣れている人からすると当然とも言われるこのような季節要因による電力消費の変動は、多くのキャンピングカーオーナーが見落としがちなポイントです。
気温や使用機器の組み合わせによって電力使用量が大きく変わるため、余裕を持った電源計画が必要になります。

サブバッテリー単独電源システムの致命的な弱点とは

サブバッテリー単独での電源システムには、構造的な弱点があります。
最も深刻な問題は「単一障害点」の存在です。
どんなに高品質なサブバッテリーでも、機械である以上は故障のリスクを完全に排除することはできません。

バッテリー故障率から見る単一電源システムのリスク

産業用バッテリーでは、鉛バッテリーの年間故障率は5-8%と、リチウムイオンバッテリーは約2-3%いうデータがあります。
キャンピングカーの場合は産業用よりも過酷な環境で使用されているケースもありますが、そのまま当てはめると100台のキャンピングカーがあれば、年間で2-8台が電源トラブルに見舞われる計算ですΣ(・ω・ノ)ノ!
さらに問題なのは、バッテリーの故障は段階的に性能が落ちるのではなく突然機能を停止するケースが多いことです。
ふと気づいたら電気が入らない…という状況が、何の前触れもなく発生します(;´・ω・)
特に旅行先では代替品の調達も困難になり、せっかくの旅行が台無しになってしまいます。
このようなリスクを避けるためには、メインのサブバッテリーとは独立した電源システムを併用することが重要です。

もやし家トレーラーの「絶対に止まらない」電力システム(笑)

前車キャンピングトレーラーでは、サブバッテリー、ポータブル電源、発電機の3つを組み合わせた電源システムとしていました。
これにより、どれか1つが故障しても残り2つで電力を確保でき、安心してキャンプを楽しむことができます(=゚ω゚)ノ

サブバッテリー×ポータブル電源×発電機の役割分担

各電源には明確な役割分担があります。
サブバッテリーは冷蔵庫や照明など常時使用する機器を担当し、ポータブル電源はスマートフォンの充電やパソコン作業など中程度の電力を要する機器に使用します。
発電機は非常時の電力供給と、ポータブル電源・サブバッテリーの充電に活用しています。
この使い分けにより、それぞれの電源の特性を最大限に活かせます。
例えば、サブバッテリーが予想より早く消耗した場合は、電気が必要な急ぎの用事はポータブル電源で動かしながら、発電機でサブバッテリーを充電することで電力不足を回復します。
また、静音性が求められる夜間はポータブル電源をメインに、昼間の電力消費が多い時間帯は発電機も併用するなど時間帯による使い分けも効果的でした。
アウトランダーPHEV自体が蓄電池の機能も持っていたため、単純な足し算以上の安心感と利便性を得られていました。

今すぐできる!段階的な複数電源システム導入計画

複数の電源システムの導入は、一度に全てを揃える必要はありません。
予算や使用頻度に応じて段階的に構築していくことで、無理なく安全な電源システムを作ることができます(=゚ω゚)ノ
週末キャンパーなら第1段階で十分ですが、長期旅行が多かったり災害の発生可能性の高いエリアにお住いの方は第2段階までの導入がオススメです。
また、各段階で実際に使用してみて自分の電力使用パターンを把握することで、次の段階での最適な機器選択ができるようになります(=゚ω゚)ノ

第1段階(予算5-10万円)

第1段階では、容量1,000Wh~2,000Whのポータブル電源を1台導入することから始めます。
既存のサブバッテリーと併用(デュアルソース化)することで、電源の冗長性を確保します。

第2段階(追加予算10-20万円)

サブバッテリーとポータブル電源のデュアルソースとした後は、小型発電機(1.5kVA)の追加を検討します。
ポータブル発電機により長期滞在時の電力不足解消と、長時間の電源確保が可能になります。

「発電機は使えない」という否定的な意見も多くなりつつありますが、キャンピングカーは災害等が発生した場合のシェルター機能となることを考慮すると一概に「まったく使えない」とは言い切れないアイテムだと思っており、発電機の備えは必須だと思っています。

第3段階(追加予算15-30万円)

第3段階では、サブバッテリーの増設や大容量ポータブル電源への更新を検討します。
導入の優先順位は、使用頻度と予算のバランスで決めることが重要です。
サブバッテリーの併設増強方法や、ポータブル電源の効率的な容量拡張方法については別記事でご紹介したいと思います(=゚ω゚)ノ

まとめ

キャンピングカーの電源システムは、サブバッテリー1つだけでは故障や電力不足のリスクがあるため若干心許ないところがあります。
複数の電源を組み合わせた冗長性のある電源システムとすることが、より安心してキャンピングカーライフを楽しめる鍵になります。
いきなりすべてを揃えることは難しいですが、キャンピングカーの利用シーンを踏まえて徐々に整えていくことがオススメです(=゚ω゚)ノ

(この記事は2019年作成の記事のリライトです)