日本ではかなり以前から充電器ブランドとしてのAnker、オーディオブランドとしてのSound Coreなどを展開していたアンカー(Anker)ですが、11月1日に開催されたAnker Power Conferenceで今後展開を予定している新製品の紹介がありました。
Anker Power Conference - '23 Fall – Anker Japan 公式サイト
最近はスマートホーム系のEufy、ポータブル電源のSolixシリーズや、プロジェクターNebulaといった製品も精力的に展開しています。
カンファレンスでは、自社製品だけでなく他社ブランドと協業していく方針が示されました。
富士通PCにAnker充電器・充電ケーブルの同梱がスタート!?
富士通のノートパソコンLIFEBOOK UHシリーズに、Ankerの充電器と充電ケーブルが同梱されるそうです。僕もプライベートの移動時にはUシリーズ(個人向けUHシリーズの法人向けモデル)を使っていますが、LIFEBOOK U(UH)はホント薄くて軽くて使いやすいです。
このUシリーズ、1つだけイラっとするのは標準の電源ケーブルがイケてなくて、昔ながらのパソコンの電源ケーブル然とした姿に、PCコネクタ部分だけUSB-C形状になっているだけ、ってモノでした。
恐らくはケーブル長や耐久性、安全性の観点からこの形態にせざるを得なかったのかもしれませんが、このケーブルを持ち運ぶのが煩わしくて、結局のところ自分でAnkerの電源アダプターを購入て使っていました。
今回の発表で少なくとも個人向けPCに関してはこれが解決されますね(=゚ω゚)ノ
同梱される充電器はPDに対応したType-C×2+Type-A×1(65W給電はType-C1口使用時、2口同時使用時は45W+20W)になっています。
ノートパソコンを使うシチュエーションでは、PCだけに給電すれば良いわけでなく、同時に私用スマホや業務用スマホも充電することがあるので、ホントこの選択は英断だと思いますヾ(≧▽≦)ノ
と、同時にあの富士通がどうしたΣ(・ω・ノ)ノ!?という気持ちも正直あります(´艸`*)
今後、これが法人向けモデルに展開されるかは微妙なところですが、楽しみに状況を見守りたいと思います(=゚ω゚)ノ
Ankerとスノーピークがコラボしたモバイルバッテリー!?
個人的にはAnkerと富士通のコラボ発表にびっくり&わくわくを感じましたが、もう1点。スノーピークともコラボしてAnkerのモバイルバッテリーが販売されるようです。
公式の写真はありませんがケータイWatchさんがサイズ感の写真を撮られています。
出典:ケータイ Watch
この写真を見た感じでは、15,000mAhのモバイルバッテリーが250缶相当、30,000mAhが500缶相当のサイズのようです。
2024年夏に販売開始とのことなので、今回展示されたアイテムはモックに近しいものかもしれませんが、いちおう今のところ見えている情報だけを並べてみると・・・
名称 | ギガパワーバッテリー 15000 | ギガパワーバッテリー 30000 |
発売時期 | 2024年夏ごろ | 2024年夏ごろ |
バッテリー容量 | 15,000mAh | 30,000mAh |
バッテリー種類 | リン酸鉄リチウム | リン酸鉄リチウム |
充電口 | 本体上部(Type-C) | 本体上部(Type-C) |
給電ポート | Type-C×1+Type-A×1 (30W/1ポート使用時) |
Type-C×1+Type-A×1 (65W/1ポート使用時) |
価格 | 24,200円 | 36,300円 |
サイズ感 | 250gOD缶相当 | 500gOD缶相当 |
(2023.11.01現在の情報より)
おそらく意匠がスノーピーク、メカ部分がAnklerの担当割で開発したものと推測できますが・・・また誰に向けたものか分からないもの(=スノピ中の人の自己満足的なもの)を作ったなぁ…という感想です(;´・ω・)
商品コンセプトは悪くないと思いますが、一般ユーザー目線ではType-CとType-Aを各1口ってホントに足りると思っているんだろうか?とか、ピーカー目線ならIGTにどうやって組み込めるんよ?というのも見えてこないし(そもそも利便性ゼロのIGTスリムを使う時点で見てくれ重視)で、捉えどころが無いんですよねぇ…;つД`)
これなら販売数的に大惨事だったソーラーパネル+バッテリーの方が、まだスノピらしさがあって良かったなぁ…と感じます(´艸`*)
個人的には流行りに乗りました!IGTにもイケまっせ!的なアホさ加減が好きだった商品です(←持ってる
今後のビジネスにバッテリーは無視できなくなるのか?
今回のAnkerの協業の話もそうですが、最近はエコフローも元気に商売をしておられます。
現在はどんな仕事をするにしても「電気」は欠かせなく、冗長化の観点でもBCPの観点でも電源部は増強を繰り返しています。このとき、国内のバッテリーベンダーから部材を入れてもらいますが、正直なところ国内ベンダーは既に死に体なように見えます。
国内ベンダー調達縛りが無ければ、間違いなく外資を採用するというくらい、機能も性能も価格も外資に負けています。
とはいえ、これら心臓部は保安上の問題もありますので、是非とも国内ベンダーにはがんばってほしいところです(=゚ω゚)ノ